Ext JS 3.3のベータ版がリリースされました。下記ダウンロードリンクよりダウンロード可能です。今回のリリースではいくつかの大きな新機能の追加と、160件以上の改善とバグ修正が行われています。
Download Ext JS 3.3 beta

PivotGridクラスの追加
まず最初に紹介する新機能はPivotGridクラスです。PivotGridはExcel等でもお馴染みのピボットテーブルを実現するためのツールです。PivotGridを使えば、大きなデータをより見やすい形にまとめることができます。
PivotGridでは任意の数のフィールドでのデータ集計が可能です。例えば、営業データを都市別、年度別、四半期別などに集計するといったことが可能です。PivotGridのサンプル(英語)で実際の動作を確認してみてください。
PivotGridは数行のコードと従来のStoreクラスで生成することが可能です。これらのサンプルでPivotGridの様々な設定方法を確認してみてください。下記は右図に表示されているピボットテーブルを生成するためのコード例です:
var pivotGrid = new Ext.grid.PivotGrid({
title : 'PivotGrid example',
store : myStore,
aggregator: 'sum',
measure : 'value',
leftAxis: [
{dataIndex: 'person', width: 80},
{dataIndex: 'product', width: 90}
],
topAxis: [
{dataIndex: 'year'},
{dataIndex: 'city'}
]
});

カレンダーコンポーネント
カレンダーコンポーネントのサポートについては、これまでに多くのリクエストが寄せられてきました。ただ、カレンダー機能はやっかいな問題でもあります。実装方法だけでも様々な方法が考えられますし、様々な関連機能も追加しだしたらきりがありません。Ext JS 3.3では日、週、月ごとにイベントを表示するためのコンポーネントを追加しています。また、それらのコンポーネントを使ったサンプルアプリケーションも用意しました。
PivotGridと同様に、カレンダーコンポーネントも従来のExt.dataパッケージが利用されているため、これまでに作成されたコードと互換性が保たれています。現時点では、カレンダー関連のクラスについてはext-all.jsではなく、SDKの中のexamples/calendarディレクトリに格納されています。

その他の改善・修正点
上記2つの新機能に加えて、Gridで利用できる新しいカラムタイプが追加されています:ActionColumn。 このカラムタイプを使えば、ハンドラー関数が設定されたアクション用のアイコンが表示される列をグリッドに簡単に追加することが可能です。
他のリリースと同様に、今回のリリースにおいても後方互換性は特に重要なものとして開発をおこなっています。3.1や3.2からのアップグレードについてはほとんど問題はないはずです。今回のベータリリースの段階において、PivotGridの追加に伴ってGridViewに加えた修正がいくつかの問題を引き起こすことが分かっています。この問題については3.3の最終リリースまでには修正されることになります。
開発者の皆さんには今回のベータ版を試していただき、バグ報告等のフィードバックをぜひお願いいたします。Ext JS 3.3は4.0の前の最後の大きなリリースとなる予定ですので、通常より長めのリリーススケジュールを取っています。正式リリースまで今しばらくお待ちください。
この記事は
2010年07月29日 の 8:29 am に投稿されました。この記事のカテゴリーは Ext JS, お知らせです.
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