Ext JS ロードマップ
ロードマップを公開するということはソフトウェア企業にとって困難なだけでなく、ある意味危険を伴う行為です。一方で、開発者の皆様が不必要な作業を行わなくていいように、次のバージョンで何が追加されるのかといったことを伝えていくということも我々としては必要だと考えています。例えば、我々が何か新しいコンポーネントの開発を計画しているのであれば、開発者はそれを自分で実装しなくていいということを知りたいはずです。他にも例えば、昨年の例ですが、ある開発者がExt GWTでChromeのサポートが必要だと昨年考えたとします。もし、我々がExt GWT 2.1でChromeをサポートするとアナウンスしていなかったら、その開発者は独自にChromeサポートを実装していたはずです。
一方で、特定の機能追加を表明してしまった場合、その事実が我々の開発行為をある意味束縛するようになってしまうことがあります。時にその機能は想定していたよりも実装が困難なため、実装時期を遅らせる必要があります。時には全く新しいアイディアを思いつき、それがロードマップに記載していた他の機能より遥かに有用なものであるため、そのアイディアを優先して実装することもあります。そして時には、小さな追加機能として考えていたものが、雪だるま式に膨れ上がり全く別の製品としてリリースすることもあります(例:Ext Designer)。
こういった現実をふまえて、ロードマップは継続的に更新されていきます。従って、ロードマップがある日突然変更されても、驚いたり怒ったりしないでください。他の選択肢としては、ロードマップを公開しないということもあります(あるいは退屈で具体性もなく何の意味もない内容のロードマップにするか)。下記のロードマップはあくまでも我々の製品が今後どうあるべきかということに関する現時点でのアイディアであり、また実装に関して十分な情報がない機能な製品については除外されている、ということを是非ご理解ください。
Ext JS 4.0
- 全く新しいプラグインシステム。ほぼ全てのExtクラスにおいてプラグインが利用できるようになります
- 完全に新しい設計によるExt.dataパッケージの書き直しと多数の新機能
- コンポーネントのレンダリングシステムの再設計。よりコンパクトに、より速く、よりシンプルに進化します。
- これまで不足していたExt JSでアプリケーションを開発する際に必要な情報を4.xでは充実させます
- ブラウザ側にデータを保存するためのWeb Storage用のプロクシーを追加
- コンポーネントが必要なときに、より速くかつ正確にレイアウトを行う最適化されたレイアウトシステム
Ext JS 3.3
- 業務レベルのデータ分析で利用可能なPivotGridクラスの追加。OLAPのサポートにより、これまでできなかった複雑なデータ分析機能を提供することが可能になります。
- Ext JS 3.xのベストプラクティスを詰め込んだサンプルアプリケーションが追加されます。この中には各種イベントを日、週、月単位で表示するカレンダーコンポーネントも含まれます。
- 3.2.xからのパフォーマンス改善、バグ修正、および多数の追加機能
- 過去の3.xへの後方互換性の確保。大多数のケースにおいてアップグレードはスムーズに行えるはずです。
Ext JS 3.2 (2010年3月30日リリース)
詳細は リリースノート をご覧ください。
- 「スライダー」フィールド
- パフォーマンス改善
- ハイコントラストのテーマ
- DataViewにおけるフィルターサンプル
- Storeにおける複数フィルター
- 「スイッチ」ボタン
- 行ヘッダーのサンプル
Ext JS 3.1 (2009年12月14日リリース)
詳細は リリースノート をご覧ください。
- アクセシビリティの改良(追加)
- メモリー使用の更なる改善
- GridViewにおけるカラムロック(列の固定)サンプル
- 列ヘッダーのグルーピング
- Tree Grid
- コンポーネントのbodyテンプレート
Ext JS 3.0 (2009年7月6日リリース)
詳細は リリースノート をご覧ください。
- 新しい軽量・高速なコアライブラリ
- FlashチャートAPI
- Ext.Direct - リモーティングとデータストリーミング/Cometサポート
- クライアント・サーバー間のデータバインディング
- ListViewコンポーネント
- 拡張ボタンとツールバーコンポーネント
- アクセシビリティの改良
- スタイルスコープのリセットと容易なカスタムテーマ作成を可能にするためのCSS
- Extのイベント登録モデルをアップデート
- Ext.Ajaxの強化
- History機能の追加 (2.2でリリース済み)
Ext JS 2.2 (2008年8月4日リリース)
詳細は リリースノート をご覧ください。
- スタイル指定が可能なチェックボックスとラジオボタン
- チェックボックス/ラジオボタングループの追加
- History機能の追加
- XML TreeLoaderサンプル
- FileUploadサンプル
- MultiSelectとItemSelectorサンプル
- Firefox 3.0のサポート
- スライダー (2.1でリリース済み)
- Ext.Ajaxの強化(3.0に延期)
- Extコンポーネントだけスタイルをリセットする機能 (簡単にカスタムテーマを作るためには他のCSSのリファクタリングが必要なため、3.0に延期)
Ext JS 2.1 (2008年4月21日リリース)
詳細は リリースノート をご覧ください。
- REST完全対応
- リモートコンポーネントを読み込むサンプル
- Ajax以外の入力フォームへの対応
- すべてのアダプタライブラリをアップグレード
- AIRプラットフォームへの追加対応
- 表データのフィルタ機能
- ステータスバー
- スライダー
- チェックボックスとラジオボタン (2.2へ延期)